AGA・脱毛症

AGA(男性型脱毛症)治療|薄毛・抜け毛のお悩みは皮膚科専門医にご相談ください

AGA(男性型脱毛症)とは?

AGA(Androgenetic Alopecia:男性型脱毛症)とは、生え際や頭頂部の髪が徐々に薄くなる進行性の脱毛症です。

主な原因は、遺伝や男性ホルモンの影響とされており、特に20代以降の男性に多くみられます。
日本人男性の約3人に1人がAGAとも言われており、決して珍しい症状ではありません。

AGAは進行性のため、治療せず放置すると薄毛が徐々に進行していきます。
そのため、早めの治療開始が大切です。


AGAの原因

AGAは、男性ホルモンの一種である「テストステロン」が、還元酵素「5αリダクターゼ」により「DHT(ジヒドロテストステロン)」へ変換されることで起こります。

このDHTが毛根(毛乳頭)の受容体と結合することで、標的遺伝子の発現が誘導され、TGF-βが発現し、毛周期の短縮(退行期移行の誘導)が起こり、髪の成長が抑制され毛がミニチュア化し、脱毛が進行します。

マルホ株式会社“使える。皮膚のイラスト素材集 Pro”より引用して作図

🐻‍❄️ヘアサイクルとは?

髪の毛は、一度生えたら終わりではなく、「成長期」「退行期」「休止期」を繰り返しながら生え変わっています。これを毛周期(ヘアサイクル)といいます。

  • 成長期(2~6年)
    毛母細胞が活発に分裂し、髪が太く長く成長する時期です。
  • 退行期(約2~3週間)
    毛の成長が止まり、毛根が徐々に縮小する時期です。
  • 休止期(約3~4か月)
    毛根の活動が休止し、古い髪が自然に抜け落ち、新しい髪が生える準備をします。

正常な状態では、このサイクルが繰り返されることで健康な髪が保たれています。

🐻‍❄️AGAの場合・・・

本来、髪の毛は2〜6年ほど成長期が続きますが、AGAでは成長期が数ヶ月〜1年程度に短縮されます。
その結果、髪が十分に成長する前に抜けてしまい、太くこしがある毛(硬毛)から徐々にやわらかく細い毛(軟毛)に変化していき(ミニチュア化)、薄毛や抜け毛が目立つようになります。

マルホ株式会社“使える。皮膚のイラスト素材集 Pro”より引用して作図


あなたの薄毛はどの段階?

Norwood-Hamilton分類(Aesthetic Dermatology vol.36 2026より引用)

AGA(男性型脱毛症)は進行度によってⅠ〜Ⅶ型に分類されます。
🔹 Ⅰ〜Ⅱ型:生え際が少し後退し始めた状態
🔹 Ⅲ〜Ⅳ型:生え際や頭頂部の薄毛が目立ち始める
🔹 Ⅴ〜Ⅶ型:前頭部と頭頂部に広がり、進行した状態

⚠️ AGAは進行性です。
放置するとⅠ→Ⅶへと少しずつ進行していくため、早期治療がとても重要です。


当院のAGA治療

当院では、患者さまの症状や進行度に合わせて、内服薬・外用薬・注入治療などをご提案しています。


① 5α還元酵素阻害薬:デュタステリド(内服薬)

5α還元酵素とは、男性ホルモンの一種であるテストステロンをDHTへ変換する酵素です。
AGA治療ではこの酵素を抑えることで抜け毛を予防します。

5α還元酵素には2種類あります

■ Ⅰ型:主に皮脂腺や毛包外根鞘などに発現。頭皮全体に多く発現
■ Ⅱ型:毛乳頭や毛包に多く発現。AGA部位(前頭部・頭頂部)に発現が多い。

プロペシア(フィナステリド)は「5α還元酵素(リダクターゼ)II型」のみを阻害しますが、
デュタステリドは「I型」「II型」の両方を阻害できるため、より幅広くAGAへアプローチできます。

🐻‍❄️適応

成人男性のみで、未成年や女性には適応がありません

🐻‍❄️効果判定

内服開始後6ヶ月で判定します

🐻‍❄️副作用

肝機能障害や性機能低下(勃起障害ED、不妊、リビドー低下など)が添付文書に記載されています。
フィナステリド1mgの調査では性関連副作用や精子機能に対しての影響がないとの報告もあり、EDについても日本の自然有病率より低いとの報告もあります。(文献1,2,3)

🐻‍❄️その他の注意事項(PSA値)

前立腺がん検診で測定する血液検査のPSA値が服用開始後3~6か月で平均約50%低下します。
そのため、3~6か月以上服用している方のPSA値は、目安として「測定値×2」で評価します。
内服中にこの数値を測定する場合(健康診断など)では検査時に申告してください。

デュタステリドZA錠またはAV錠(30日分) 4,950円(税込)

② ミノキシジル

ミノキシジルは、毛乳頭細胞や毛包周囲の細胞に作用し、休止期(Telogen)の毛包を成長期(Anagen)へ移行させることで発毛を促進します。

また、ミノキシジルはATP感受性カリウムチャネルを開口させることで細胞内シグナルを活性化し、以下のような発毛に関わる因子の産生を促進すると考えられています。

  • IGF-1(Insulin-like Growth Factor-1):毛母細胞の増殖・生存を促進し、毛髪の成長をサポート
  • VEGF(Vascular Endothelial Growth Factor):毛包周囲の血管新生を促進し、毛根への血流や栄養供給を改善
  • PGE₂(プロスタグランジンE₂):毛包の成長期維持や毛髪伸長を促進
  • HGF(Hepatocyte Growth Factor):毛包細胞の増殖・分化を促進
  • β-カテニン(Wnt/β-catenin経路):毛包幹細胞を活性化し、新たな毛髪の成長を促す可能性が示唆されています。

これらの作用により、毛周期が正常化され、細く短くなった毛髪(ミニチュア毛)が太く長い毛髪へ改善し、発毛効果が期待されます。

男性だけでなく、女性の薄毛治療にも使用されています。

🐻‍❄️適応

成人女性および男性。未成年、妊娠中、授乳中は適応がありません。

🐻‍❄️副作用

外用薬:かぶれ、赤み、かゆみ

内服薬:多毛、むくみ、動悸、不整脈、胸部違和感、胸部レントゲンで心陰影拡大

🐻‍❄️そのほか注意事項(初期脱毛)

ミノキシジルは毛包に働きかけ、休止期から成長期への移行を促します。その際、もともと抜ける予定だった細い毛や弱った毛が先に抜け落ちるため、一時的に抜け毛が増えたように感じることがあります。

使用開始後2〜8週間頃に起こり、数週間〜数か月程度で落ち着くことが多いです。


ミノキシジル外用薬(塗り薬)

女性用 BOSLEY MX1 Women4,950円(税込)
男性用 BOSLEY MX56,930円(税込)

ミノキシジル内服薬

ミノキシジル2.5mg 30日分6,600円
ミノキシジル5mg 30日分9,900円

お得なセット料金

ミノキシジル2.5mg+デュタステリド 
・1ヶ月分(10%OFF 1日あたり247.3円)
・2ヶ月分(20%OFF 1日あたり220.0円)
・3ヶ月分(30%OFF 1日あたり192.4円)

7,420円
13,200円
17,320円
ミノキシジル5mg+デュタステリド 
・1ヶ月分(10%OFF 1日あたり280.3円)
・2ヶ月分(20%OFF 1日あたり249.3円)
・3ヶ月分(30%OFF 1日あたり218.1円)

8,410円
14,960円
19,630円

ミノキシジル皮下注射

頭皮へ直接有効成分を注入し、発毛を促進する治療です。

ミノキシジル注射(頭部の希望部位)
医師施術
¥22,000
局所麻酔¥2,200

③ ダーマペン4+成長因子

ダーマペン4で頭皮に微細な穴を開け、各種成長因子を浸透させる治療です。頭皮環境を整え、発毛・育毛をサポートします。
使用薬剤は「BENEV GF Hair Care Complex」または「カレシム」、「ミノキシジル」を選べます。
*下のパンフレットはダーマスタンプ処置ですが、現在はダーマペン4にて行っていますので痛みが軽減されています。


このような方におすすめ

  • 薄毛が気になり始めた
  • 髪のボリュームが減ってきた
  • 発毛治療を強化したい
  • 内服・外用治療だけでは物足りない

AGA治療は早めの開始が大切です

AGAは進行性の脱毛症です。
早期に治療を始めることで、薄毛の進行予防や改善効果が期待できます。

「最近抜け毛が増えた」
「生え際や頭頂部が気になる」

そんな方は、お気軽にご相談ください。


AGA・薄毛治療のご相談は当院へ

当院では、患者さま一人ひとりのお悩みや症状に合わせたAGA治療をご提案しています。AGAではなく他にも原因があることがあります。毛根を丁寧に診察して診断します。💫
初めての方でも安心してご相談いただけます。


参考文献

1)Marumo K, et al. Age-related prevalence of erectile dysfunction in Japan: assessment by the International Index of Erectile Function. Int J Urol, 8 :53-59, 2001
2)Haber RS, et al. Finastreide for androgenetic alopecia is not associated with sexual dysfunction: a survey-based, single-centre, controlled study, Hair Transplant Forum Int, 29: 65-69, 2019
3)Overstreet JW, et al. Chronic treatment with finasteride daily does not affect spermatogenesis or semen production in young men, J Urol, 162: 1295-1300, 1999
4) E.K. Bayne, et al. Immunohistochemical localization of types 1 and 2 5α‐reductase in human scalp, British Journal of Dermatology, Volume 141, Issue 3, 1 September 1999, Pages 481–491
5) York, K.et al. A review of the treatment of male pattern hair loss. Expert Opinion on Pharmacotherapy21(5), 603–612. https://doi.org/10.1080/14656566.2020.1721463
6) Sawaya ME, Price VH. Different levels of 5alpha-reductase type I and II, aromatase, and androgen receptor in hair follicles of women and men with androgenetic alopecia. J Invest Dermatol. 1997 Sep;109(3):296-300. doi: 10.1111/1523-1747.ep12335779. PMID: 9284093.
7) 日本皮膚科学会: 男性型脱毛症および女性型脱毛症診療ガイドライン2017版,日皮会誌, 127: 2763-2777, 2017
8) Masayuki Yanagisawa, et al. Hair and androgenetic alopecia treatment, Aesthetic Dermatology, 36: 17-24, 2026